パイプの上にも設置可能。レベルの底面形状の秘密
気泡管に注目されがちなレベルですが、
レベルの底面(測定面)を見てみると、溝が付いていたり、Rが付いていたりと特長的な形状をしています。
今回はレベルの底面形状に注目してみたいと思います。
写真左が「ブルーレベル Pro2 デジタル」。
こちらは底(測定面)が「V字型の溝付」になっており、「パイプに載せても安定する形」になっています。
当社のレベルの多くはこの「V字型の溝」が入っており、パイプなどの丸みがかっているものの上に載せても落ちにくくなっています。
写真右は「ブルーレベル 勾配用一管式」で、パイプ・配管測定に特化した製品。
こちらは底(測定面)がR形状になっており、よりパイプ・配管にフィットする形状になっています。
レベルは様々な場面で、水平や傾きを見るのに欠かせない道具。
真っ平なテーブルや床に限らず、水平や傾きを確認したい場面は至る所にあります。
例えば上記のパイプの上に設置する例ですと、「排水管がどのくらい傾いているか」を確認する、という場面が想定されます。
レベルの底の溝やR形状は、そういった作業・場面の事を考えて生み出された工夫なのです。
【参考】ポールに特化したレベル
こちらの製品は、「クリップ型 ポール用」と、「キューブ型 ポール用」。
どちらもポールの傾きを見るのに便利なレベルです。
「クリップ型」はクリップでポールを挟むことができ、
「キューブ型は」V字型の溝をポールに当てて、バンドで巻いて取り付ける事ができます。
また、「キューブ型」はV字型の溝が付いている事から、このようにパイプにそのまま載せて測定する事ができます。