柱をまっすぐ立てる時の確認に!「下げ振り」ってどんな道具?
みなさんは「下げ振り」という道具はご存知ですか?
主に建築現場でよく使われる「下げ振り」。
家などを建てる際や地震災害時に、「柱が地面からまっすぐに立っているか・傾いていないか」を見る、鉛直を確認するための測定器です。
今回は色々な「下げ振り」についてご紹介します。
【 風防タイプの下げ振り 】
この下げ振りは、風防タイプの下げ振り。
どのように使うのかというと・・・
下げ振り本体から出ている「突き当て」を、
柱に当てます。
次に下部に付いている「錘」を見て、錘が静止したら読み取り、柱がまっすぐ立っているか・傾いていないかを確認します。
< 錘の揺れを早く安定させる工夫 >
「錘」は、必ず静止している状態で読み取ります。
例えば風などの影響を受けて揺れている状態だと、正確に読み取る事ができません。
弊社の「風防下げ振りシリーズ」には、錘の揺れを早く安定させるための工夫が施されています。
こちらは「風防下げ振りベーシック」の錘の部分。
この製品は錘が風の影響を受けないように「透明カバー」が付いており、揺れ巾を狭めて早く錘を安定させるための「制動プレート」を搭載しています。
こちらは「風防下げ振りピタットⅡ」の錘の上部。
この製品は磁力によって錘の安定を早める「マグネットダンパー」が搭載されています。
< 参考:ダイヤル式の読み取りやすい下げ振り >
こちらは「ダイヤル下げ振り」。
ダイヤル式なので、目盛で細かく傾きを読み取ることができます。
風の影響も受けません。
【 ハンディタイプの下げ振り 】
こちらは持ち運びに優れたハンディタイプの下げ振り。
どのように使うのかというと・・・
まず下げ振り本体を柱に固定します。
木の柱の場合は、下げ振り本体に内蔵されている針を打ち込んで固定し、
磁石のくっつく鉄などの柱の場合は、マグネットで固定します。
次に、糸を伸ばして錘を下ろし・・・
錘を安定させます。
錘の揺れが止まったら、「糸と柱の間隔」を見て、柱がまっすぐ立っているか・傾いていないかを読み取ります。
この時、「糸の上から下まで、柱との空いている間隔が同じ」であれば、柱は地面からまっすぐに立っている(鉛直)、という事になります。
< 参考:揺れを早く止める「静止機構付」の錘 >
下げ振り錘には、揺れを早く止めるための工夫が施されているものがあります。
こちらの錘は「静止機構付 スイピタ」。
従来の錘に比べて1/20の時間で揺れが止まります。
今回は、家の建前作業や地震災害時の建物の状態・傾き確認に欠かせない道具「下げ振り」についてご紹介しました。
ぜひご参考ください。
【 風防下げ振りの製品詳細は → こちらから 】
【 ダイヤル下げ振りの製品詳細は → こちらから 】
【 ハンディ下げ振りの製品詳細は → こちらから 】