知っていますか?コンベックスの特長
コンベックスは長さを測るための道具で、テープ部分が薄い金属でできています。
テープ部分の先端には金属の「爪」が付いていて、その「爪」にも様々な機能があり、テープが金属だからこそできる測り方もあります。
今回は、そんなコンベックスについてご紹介いたします。
【 コンベックスの爪 】
コンベックスの測定方法は、テープの先端部分に付いている金属の「爪」を引っ掛けて測る方法と、押し当てて測る方法があります。
まずは、この「爪」に注目してみましょう。
「爪」には、通常の爪とマグネットを搭載した爪があります。測定対象物が金属の場合は、このマグネットでゼロ基点をしっかりと支えられる仕組みになっています。
●0点補正移動爪
爪を引っ掛けて測る場合と押し当てて測る場合では、爪の厚さ分だけ測定結果がズレてしまいます。そこで、このズレを補正するために、あえて爪の厚さ分動くように製造されています。この補正の機能を「0点補正移動爪」と言います。
爪を引っ掛けて測る場合、爪の「内側」が0点になります。
爪を押し当てて測る場合、爪の「外側」が0点になります。
●爪の穴
コンベックスの爪に空いているこの「穴」ですが、実はとても便利な「穴」です。
この「穴」に釘やネジの頭部を引っ掛けることで、長い距離や寸法も1人で測ることができます。
【 コンベックスの便利な測り方 】
コンベックスのテープは金属でできている為、「直立性」に優れています。
測定時にテープが自立してくれるので、テープを余分に伸ばし突き出すように当てることで、手の届かない高い所も測ることができます。
今回は、普段使いからDIYまで幅広く活躍するコンベックスのご紹介をしました。
便利な特長を知ることで使用する幅が広がるので、是非活用してみてください。