狭い隙間、どうやって測る?「シックネスゲージ」とは?
物体の幅、高さ、厚み。
定規やノギスなどを使って目盛を読めば、その大きさを測ることができます。
では、「隙間」はどうでしょうか?
例えば、蓋と本体との隙間、機械の可動部などの隙間を持たせて組み立てられている部分など。
こういった部分には定規をピタリと当てる事が難しい場面が多くあり、1mmも無いくらい狭い隙間もあります。
皆さんはこういった隙間を測る時、どのような道具を思い浮かべるでしょうか?
そんな時には「シックネスゲージ」の出番!
上の画像のように、狭い隙間に金属の薄い板を差し込んで隙間の寸法を測定します。
【 シックネスゲージ 】
シックネスゲージは、狭い隙間を測る時に便利な道具。
「リーフ」と呼ばれる、複数種類の厚みの板がセットになっています。
奥まった場所にも差せるように、長いリーフのものもあります。
リーフの厚みが良く分かるよう、横から見てみましょう。
上の画像の製品は、0.03mm~1.00mmのリーフが25枚組になっているシックネスゲージ(品番:73782)です。
(右から、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.10、0.11、0.12、0.13、0.14、0.15、0.20、0.25、0.30、0.35、0.40、0.45、0.50、0.60、0.75、0.80、0.90、1.00)
弊社のシックネスゲージで一番薄いリーフは「0.03mm」。目視が難しいような非常に狭い隙間でも、差し込んで測定する事ができます。
リーフは金属製(材質:炭素工具鋼)ですが非常に薄い為、このようにとても柔らかいです。
※注意:ご使用の際は、折り曲げないようにご注意ください。
【 参考:テーパーゲージ 】
こちらの製品は「テーパーゲージ ダブル」。こちらも隙間を測る事ができる製品ですが、
シックネスゲージは、リーフを差し込んで非常に狭い隙間を測るのに特化しているのに対し、
テーパーゲージは、より大きな隙間や穴の内径を測定するのに適している製品です。
用途によって選びましょう。
今回はシックネスゲージをご紹介しました。「隙間」を測る為の道具、ぜひご参考ください。
【 シックネスゲージの製品情報は → コチラ から 】